ノーチラス・テクノロジーズ、AsakusaとHadoopの一括サポートサービスを提供~基幹向けバッチ処理でのHadoop適用を推進
株式会社ノーチラス・テクノロジーズは13日、Hadoopフレームワークである「Asakusa Framework」(以下、Asakusa)とHadoopの双方を対象としたサポートサービス「Asakusaサポート・プラス」を、同日より提供開始すると発表した。
Asakusaは、基幹業務システムのバッチ処理の高速化を目的として、ウルシステムズが開発したHadoopフレームワーク。受発注・在庫・物流・決済・与信管理・人事などの業務データに対して、変形・結合・出力といった処理を行うバッチ処理の高速化をサポートする。
今回の「Asakusaサポート・プラス」では、「Asakusa Enterprise Support」を契約しているユーザーを対象に、Asakusaと、そこで採用されているHadoopディストリビューション「Cloudera's Distribution including Apache Hadoop」(以下、CDH)に対して包括的なサポートを提供。ユーザーの利便性を向上させるとのこと。CDHのサポートに関しては、米Clouderaと提携しており、Hadoopを用いたシステム構築・運用実績を豊富に持つ、NTTデータの協力のもとで提供される。
なおノーチラス・テクノロジーズは、Asakusaを開発したウルシステムズのソフトウェア事業が、イーシー・ワンと合併して誕生した企業。同社では、進化のスピードが速いHadoopについても積極的にサポートを行うことで、国内の基幹システム向けバッチ処理でのHadoop適用をさらに推進したい考えで、今後はCDHにとどまらず、今後必要とされるHadoop関連ソフトウェアパッケージについても、サポートを順次拡張していく意向だ。