サイボウズ、「cybozu.com」上で提供するクラウド型ガルーン発売
組織横断でタスクを管理する新機能「スペース」
代表取締役社長の青野慶久氏 |
サイボウズ株式会社は5日、独自開発のクラウド基板上で提供するエンタープライズグループウェア「Garoon on cybozu.com」を発売した。
Garoon on cybozu.comでは、パッケージ版「Garoon」の機能に加えて、チームコラボレーションを実現する「スペース」を新搭載。アイコンデザインやUIの改善も行い、より使いやすい画面デザインに刷新し、中堅・大企業の業務インフラを支える新たなクラウドサービスとして提供する。
Garoon on cybozu.comトップ画面 | Garoon on cybozu.comの機能一覧 |
「スペース」は業務遂行に必要なディスカッションスペース、共有ToDo、ファイル共有、業務アプリケーション(Kintone)を一画面に集約する。プロジェクトごとにコミュニケーションしながらタスクを登録でき、関連する情報が1カ所に集約されるので、メンバー間での意思疎通がスムーズに行える。
スペース画面 | 画面の説明 |
スペースに集約できる機能一覧 | 作成したスペースは一覧・共有が可能。社内にノウハウを蓄積できる |
スペースを作成したらプロジェクトメンバーを選択し登録 | メンバーのコメントがタイムライン形式で表示される |
さまざまなタスクを作成しメンバーに割り当てる。各メンバーの抱えるタスク数や進ちょくが一覧可能。締め切りに応じて進ちょくバーの色が青・黄・赤で表示される |
代表取締役社長の青野慶久氏は「企業がイノベーションを起こすためには、従来のトップダウン型コミュニケーションだけでなく、情報伝達もタスク進ちょくもプロジェクトメンバーにフラットに相互に伝達できる組織横断型コミュニケーションが必要。それを実現するのがスペース」と語り、冗談交じりに「これらをメールでやると思ったらゾッとしませんか」とも付け加えた。
UIの改善では、どの画面からも自分あての通知が確認できる「固定ヘッダ」を搭載。250以上のアイコンも変更し見栄えも向上させた。
スマートデバイスからの利用も可能。専用アプリが無償で用意される。ログイン時のセキュリティを強固にする「2ファクター認証」も採用した。
価格は300名以下の場合で月額845円(税別)/ユーザー。301~1000名の場合で月額800円(同)/ユーザー。1001名以上は別途相談。
このほかOEMオプションとして、「V-CUBEミーティング on cybozu.com」も同日より提供する。最大5拠点接続が可能なWeb会議システムで、スマートデバイスからの会議参加にも対応。Garoon on cybozu.comとのスケジュール連携機能も備える。価格は1部屋あたり月額5万円(税別)。
Garoon on cybozu.comとV-CUBEミーティング on cybozu.comはいずれも、大塚商会・ソフトバンクBB、ソフトクリエイト、リコージャパン、DIS、内田洋行などのサイボウズオフィシャルパートナー、もしくはオンラインストア「cybozu.com Store」から購入できる。
V-CUBEミーティングをOEMオプションとしてcybozu.comから提供 | Web会議もGaroon on cybozu.comのスケジュールで管理できる |