サイボウズ ガルーン新版が発売、輪番操業やサマータイムに対応
サイボウズ株式会社は8日、大企業向けグループウェアの新版「サイボウズ ガルーン 3.1」を発売した。節電対策としての輪番操業やサマータイムに標準で対応したのが特徴という。
東日本大震災を機に、各企業では節電対策や緊急時の事業継続計画(BCP)のため、在宅勤務や稼働時間の変更などが実施されている。ガルーン 3.1では、日英中の三カ国語対応に加え、新たに拠点やグループごとのタイムゾーン、カレンダー、稼働日、稼働時間に対応する機能を搭載。時差や祝日の違いがある海外拠点はもとより、国内においても稼働日や稼働時間が異なるメンバーのスケジュール管理・調整が行えるようになった。
サイボウズでは「新機能は、節電対策のための輪番操業やサマータイムの導入、拠点・部署ごとの勤務時間の変更、在宅勤務などさまざまなシーンで活用できる」と説明している。
異なる稼働日、稼働時間メンバーとのスケジュール一覧画面 | 稼働日、稼働時間、カレンダーの設定画面 |
このほか、ユーザーエクスペリエンスの強化・改善として、スケジュール表示タイトルの省略、ToDoのスケジュール表示、個人週表示の印刷機能、メッセージやWebメールのドラッグ&ドロップに対応。オプション機能でも、マルチレポートとアドレス帳の連携、ワークフローのメール通知、Windows・Macで利用できるデスクトップツール(リマインダー機能)といった拡張を図り、掲示板・ファイル管理APIの追加、メール・LDAPサーバーとのSSL通信などシステム管理機能も強化した。