パナソニック、法人向けAndroidタブレット「TOUGHPAD」


 パナソニックは、Android 3.2搭載でタフネス仕様の法人向けタブレット「TOUGHPAD(タフパッド)」の受注を16日より受け付ける。発売は来年5月に予定されている。通信環境としてWi-Fi対応の標準モデルと、3Gモジュール内蔵モデルが用意され、どちらもオープンプライスながら1台あたり10万円前後になる見込み。

 「TOUGHPAD」は、タフネス仕様を備えた法人向けAndroidタブレット。屋外でも利用しやすいよう、約500カンデラ毎平方メートルの10.1型高輝度ディスプレイ(1024×768ドット)には、さらに反射防止処理が施されている。耐落下・振動・衝撃性能としてIEC60529/JIS C0920のIP65に準拠し、米軍のMIL規格(MIL-STD-810G、MIL-STD-810G)を満たしており、120cmの高さからの落下、1時間かけて振動を与え続けるという試験をクリアしている。防塵(ぼうじん)性能については、IEC60529/JIS C0920 IP6X対応で、内部の空気を最大2キロパスカル減圧して、8時間、粉じんを吹き付けても問題がないとのこと。防滴については、IPX5準拠となる。System On a Chip(SoC)内に物理的に分離したセキュリティ用プロセッサを搭載し、その中に暗号鍵を格納することで、暗号鍵の改ざん・漏えいに対するセキュアな環境を実現する。

 3Gモジュールについて、利用するキャリアは未定だが、発売時期が近づけば、あらためて案内される見込み。Wi-Fi(IEEE 802.11 a/b/g/n)、Bluetooth 2.1+EDR、GPS、デジタルコンパス、microUSB、microHDMI、microSDカードスロット、500万画素カメラ(前面は200万画素)などが利用できる。駆動時間は約10時間。大きさは212×266.3×17mm、重さは約0.97kg。個人向けに販売される予定はないとのこと。

 11月16日から東京ビッグサイトで開催される展示会「メンテナンス・テクノショー」に参考出品される。

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