NTT Com、モバイルワークや在宅勤務を支援する「リモートオフィスソリューション」


サービスの概要

 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は3日、在宅勤務など社外からの勤務を支援する「リモートオフィスソリューション」を発表した。10月4日より提供を開始する。

 「リモートオフィスソリューション」は、いつでもどこでも仕事ができるリモートオフィス環境を提供するソリューション。外出先などからユーザー企業の社内システムへ接続し、オフィスと同様のデスクトップ環境で仕事ができるという。

 また、クラウド上のファイルサーバーを利用することで、オフィスで作成したデータを外出先でチェックすることができまするほか、仮想デスクトップ機能やメール機能など「BizCITY」の各種サービスを組み合わせて利用できるため、さらなる業務の効率化が可能とした。

 電話については、050IP電話アプリによる無料内線通話を利用でき、「リモートオフィスソリューション」同士はもちろん、NTT Comの各種IP電話サービスへの通話も無料で利用可能。一般加入電話への通話が8.4円/3分、携帯電話への通話が16.8円/分と、外線発信も安価に設定されており、通話コストの抑制につながるとのこと。


Venue

 スマートフォンには、Dell製端末の「Venue」を採用し、さまざまなAndroidアプリやテザリング機能によるモバイルWiFi通信に対応。さらに、端末を紛失してしまった場合のリモートロックもサポートするほか、よりセキュアなリモートアクセスが必要とするユーザー向けには、NTT ComのVPNサービスへ直接アクセスできるVPN接続機能を提供する予定だ。

 このほか、NTT Comの企業向けボイスコミュニケーションサービス「Arcstar ユニファイド・コミュニケーション・サービス」と組み合わせれば、国内外シームレスに固定-モバイル間の無料内線通話を利用でき、今後はローミング機能による海外での利用にも対応するとした。

 料金は定額制で、NTTドコモのFOMA網およびNTT Comの公衆無線LANを利用でき、テザリングを使うの場合でも追加費用はかからない。基本料(定額通信料)は、データ通信回線(3G)、公衆無線LAN、050IP電話アプリを利用できる「050プラン」が5880円/月、これに仮想デスクトップサービス「Bizデスクトップ ベーシック」を加えた「Bizデスクプラン」が7140円/月。別途工事費が必要となる。また端末は、Venueを4万5360円/台で提供する。

関連情報
(石井 一志)
2011/10/3 13:55