ソリトン、ポリシー違反の持ち込み端末を検知する小型アプライアンス


 株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は27日、米ForeScout Technologies(ForeScout)と協業し、持ち込み・ワーム感染端末を検知・ブロックするアプライアンス「NetAttest LAP」を開発したと発表した。価格は9万8000円(税別)で、10月31日より出荷を開始する。

 NetAttest LAPは、米ForeScoutの多層防御アプライアンス「CounterACT」と連携する小型アプライアンス。各フロアや支店・営業所ごとに設置し、ネットワークに接続された端末を検知し、CounterACTと連携してネットワーク接続を禁止する。

 CounterACTは、接続端末のデバイス種別・OSの把握、セキュリティポリシー準拠状況のチェック、ゼロデイ攻撃にも対応するネットワーク感染マルウェアの検知・防御する製品。

 これに新開発したNetAttest LAPを連携させることで、CounterACTだけではリアルタイムの対応が難しかった、多数のセグメントや拠点での違反端末の接続検知やブロックに対応する。また、スマートデバイスの普及により増加する企業ネットワークへの私物端末・ワーム感染端末の接続防止も可能となる。

 NetAttest LAPは、手のひらサイズを実現しており、ネットワーク構成を変更することなく導入できるのも特徴。ソリトンとForeScoutの長年にわたる協業により実現したもので、今後は世界販売を視野に、さらなる開発を進める予定。

 10月31日より代理店経由および直販を開始し、3000台/年間の販売を目指す。

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(川島 弘之)
2011/9/28 15:22