日本向けワークフロー機能をGoogle Appsに追加する「rakumoワークフロー」のiPad版

　株式会社日本技芸は20日、Google Apps for Business（以下、Google Apps）の拡張クラウドサービス「rakumoワークフロー」において、同サービスをiPadから利用できる「rakumoワークフロー for iPad」（以下、iPad版）を発表した。同日より提供を開始し、PC版のrakumoワークフローを利用中のユーザーは無償で利用できる。

　「rakumoワークフロー」は、回覧・承認といった基本機能に加えて、コメント機能などを備えた、SaaS型のワークフローアプリケーション。Google Appsをグループウェアとして利用する際に不足している、日本企業の業務に不可欠なワークフロー機能を補うことができるという。

　PC版以外には、スマートフォン（iPhone/Android）からの利用に最適化された「rakumoワークフローforスマートフォン」がすでに提供されており、モバイル利用のニーズにも応えてきた。一方で、大画面のタッチパネルを持つiPadは、これまでPCの利用が不得手だったユーザー層にも使いやすさの点で評価が高く、またスマートフォンよりも大きな画面サイズに応じたユーザーインターフェイスが望まれていたため、iPad版を開発したとのこと。

　そのiPad版では、PC版の申請・回覧・承認機能の使いやすさをベースに、スマートフォン版で培われたタッチパネルでの操作性と、ソフトウェアキーボードを使った申請作成、データ入力を省力化するコピー申請機能などを搭載しており、PC版と同等の機能をiPadから利用可能。日本企業が必要とする、ほとんどの“ホウレンソウ”＋承認を行えるため、意思決定に携わる管理職はもちろん、外出の多い営業担当やフィールドエンジニアにとっても、大きなメリットがあるとしている。

　また、Google Docsに保存されたドキュメントの添付機能を実現。売り上げ実績を共同編集したSpreadsheetを回覧したり、共同作成したプロジェクト計画表を申請書に添付して承認フローに流したり、といった作業をiPadで簡単に行える。

　rakumoワークフロー PC版の価格は、1アカウントあたり月額利用料315円。PC版のアカウントを契約すれば、スマートフォン版とiPad版を追加費用なく利用することができる。推奨する環境は、iPhone OS 3.0以降。なお今後は、Androidタブレット向けも提供される予定だ。

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