EMCジャパン、vSphere 5.0対応のストレージ管理ソフト「Virtual Storage Integrator」


 EMCジャパン株式会社は8日、VMware vSphere 5.0に対応した無償のストレージ管理ソフト「EMC Virtual Storage Integrator(VSI)」を発表した。VMware管理者が利用すると、仮想環境におけるストレージ関連タスクを簡素化できるという。

 VSIは、サーバー管理者がストレージの管理を行えるようにするツール。VMware vCenterのプラグインとして提供され、「EMC Symmetrix VMAX」「EMC VNX」といったストレージ製品において、vCenterから仮想マシンをストレージにマッピングするセルフサービス機能を利用でき、わずか数分でストレージをプロビジョニングできるという。またvSphere 5を完全サポートしていることから、数TBのデータストアのプロビジョニングには、vSphere 5でサポートされた新しいファイルシステムであるVMFS 5を利用できるとした。

 セキュリティ面でも、VMwareの管理者が直接プロビジョニングできるストレージプールについて、ストレージ管理者が細かく制御できる仕組みを提供することから、安心してタスクの委任が可能とのこと。

 加えて、仮想マシン、データストア、アレイストレージオブジェクトの関係性を深いレベルで可視化可能。シンプルなネーミング法を用いて使いやすさも向上させているとした。

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(石井 一志)
2011/9/8 15:00