日立ソリューションズ、遺失物の管理を効率化するソリューション


 株式会社日立ソリューションズは、落し物・忘れ物(遺失物)の管理を効率化する「遺失物管理ソリューション」を、2日より販売開始すると発表した。施設管理者は、届けられた遺失物(拾得物)とその状況を一元管理できるようになるという。

 「遺失物管理ソリューション」は、遺失物の登録、捜索、返却、警察への届け出を一元管理できるソリューション。各拠点で発生する拾得物の情報を一元管理することにより、拾得物が届けられている拠点以外からも、即時に検索できるようになるため、捜索作業の迅速化と、返却率の向上を図れるという。また警察提出用資料も作成できるので、拾得物管理業務の負荷も低減できるとのこと。

 遺失物の登録にあたっては、カレンダー指定入力、リスト選択入力、必須入力項目表示などの機能で入力者を支援するほか、統一された、適切な遺失物情報の登録が可能になる。さらに、Webカメラ連携機能を用いて、画像を取り込めることから、特徴が表現しづらい遺失物であっても、情報を容易に登録できるとした。

 一方、落とし主の届け出により施設管理者が遺失物を捜索する際は、一元管理された情報を、遺失時の状況や物品情報などから検索でき、遺失物の特定を迅速に行えるとしている。

 加えて、情報セキュリティーポリシーに準じたユーザー管理を行い、システムのアクセス履歴を取得できるので、個人情報や金銭を扱う拾得物管理においても、セキュリティの強化を実現。また警察提出用資料作成機能により、改正遺失物法に対応した指定様式での届け出も支援可能とのこと。

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(石井 一志)
2011/9/1 16:33