NTTデータ、統合運用管理ソフト「Hinemos」の仮想環境オプションがHyper-VとKVMに対応


 株式会社NTTデータは8日、オープンソースの統合運用管理ソフト「Hinemos」の仮想環境を管理する機能「Hinemos VM管理オプション」が、Hyper-VとKVMを新たにサポートしたと発表した。KVM対応版は同日より、Hyper-V対応版は9月末よりそれぞれ提供される。価格はオープン。

 Hinemosは、オープンソースで提供されている統合運用管理ソフト。ネットワークとサーバーを監視するシステム監視の機能と、ジョブ管理機能の双方を備えている。このHinemosを仮想環境に対応させるのが「Hinemos VM管理オプション」で、これを導入すると、仮想環境上の仮想マシンと物理環境が混在した環境でも、一元的にシステム管理を行えるようになるという。

 具体的には、仮想マシンの自動検出・更新が可能なため、物理サーバーをまたがった仮想マシンの移動にも対応できるほか、仮想マシンからは直接取得できない正確なリソース使用状況や、「リソース不足量」といった仮想化環境特有の情報を取得可能。各仮想マシンに割り当てられた、CPUやメモリなどのリソースの変更も、HinemosのGUIから行うことができる。

 仮想化ハイパーバイザーとしては、VMware ESX/ESXiやXen、OracleVMに対応してきたが、今回、Hyper-VとKVMに対応したことで、複数のハイパーバイザーが混在する環境でも、より適切な管理を行えるようになった。

 なお対応するプラットフォームは、Hyper-VがHyper-V Server 2008 R2、Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenterに、KVMがRed Hat Enterprise Linux 6。

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