日本マイクロソフト、ビジネスアプリの簡易開発ツール「Visual Studio LightSwitch 2011」
Visual Studio LightSwitch 2011 日本語版の製品パッケージ |
日本マイクロソフト株式会社は27日、ビジネスアプリの簡易開発ツール「Visual Studio LightSwitch 2011 日本語版」(以下、LightSwitch)を、MSDN Subscription会員向けに提供開始した。企業向けのボリュームライセンスは8月1日、パッケージ製品は8月5日に、それぞれ発売される。
LightSwitchは、デスクトップからクラウドまで対応した業務アプリケーションを、マウス操作レベルのたやすさで開発可能にするツール。あらかじめ用意された画面テンプレートや、典型的に必要とされる機能に対応したプログラムコード、アプリケーション開発における反復的なタスクを処理する再利用可能なコンポーネントなどが用意されているため、ステップ・バイ・ステップのガイダンスに従って進めると、コードを記述せずに開発を行える。
LightSwitchで作成されたアプリケーションでは、Excelへのデータエクスポートに対応。さらに、SQL Server、SQL Azure、SharePointやサードパーティのデータソースに対しても、容易なアクセスを行えるという。
また、拡張性に優れる点も特徴で、デスクトップアプリケーションとして開発されたものでも、将来の需要の増加にあわせ、Windows Azure上への移行もサポート。加えて、ビジネスの状況の変化にあわせたカスタム機能が必要になった場合でも、サードパーティ製の拡張機能によって新しいデータソースや画面を簡単に追加したり、Visual Studio 2010を用いてユーザーが自ら拡張したりすることが可能になっている。
対応OSは、Windows 7/Vista/XP SP2以降、Windows Server 2008/2003 R2/2003 SP1以降。
パッケージの参考価格は、通常版が3万7800円(税別)、アカデミック版が4800円(税別)。なお、2012年1月末までの期間限定で、約33%の割引を行うキャンペーンも実施される。