日本オラクル、SaaS型CRMの新版「CRM On Demand R19」~マーケティング活動と営業活動を連携可能に


 日本オラクル株式会社は21日、SaaS型CRMアプリケーションの新版「Oracle CRM On Demand R19」を発表した。同日より提供開始する。

 Oracle CRM On Demandは、営業支援、コンタクトセンター、保守サービスなどの機能を備えた、SaaS型のCRMアプリケーション。新版では、企業のマーケティング業務に特化したSaaS型アプリケーション「Oracle CRM On Demand Marketing」を新たに提供開始した。Webやメールを利用したプロモーション活動、販売促進活動など、マーケティング業務全般の効率化を支援する機能を備えており、単体での導入も可能になっている。

 ただし、Oracle CRM On Demandの営業支援など、ほかの業務機能とも一緒に活用可能で、開封率の向上、セールスサイクルの短縮などの相乗効果を期待できるとのこと。すでに、オートバイ買い取り専門店「バイク王」を手掛ける株式会社アイケイコーポレーションでの採用が決まっているという。

 またiPadへの対応も大きな強化点で、iPad専用のアプリケーションが提供され、ユーザーは時間や場所を問わず、Oracle CRM On Demandにアクセスを行えるようになる。

 このほか、Oracle CRM On Demandの追加機能を取り込む機能「Hosted CRM code」が追加された。この機能を利用すると、画面や操作方法などをHTML言語、Javaスクリプト、Flashを活用して開発し、Oracle CRM On Demandの一部として取り込めるようになっている。

 対応するWebブラウザは、Internet Explorer 7/8、Firefox 3.x、Safari(iPad) iOS 4.2.1。価格は、1ユーザーあたり月額8560円から。

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