ビットアイルがクラウド提供基盤を強化~東京サイトを4倍に拡張、大阪サイトも開設


 株式会社ビットアイルは30日、クラウドサービス「サーバオンデマンドNEXT」のサービス展開を拡大する発表した。東京サイトの規模を4倍に拡張するほか、大阪サイトからも7月1日より提供を開始する。

 サーバオンデマンドNEXTは、ビットアイルのデータセンター内に構築されたサーバーのリソースプールからサーバーリソースを提供するIaaS型のクラウドサービス。高い可用性・信頼性を持つクラウド基盤上で稼働していること、信頼性の高いVMware vSphereベースのプライベートクラウド環境が利用できることなどから、ユーザーが伸びており、急激な需要増に対応するために、拡張計画を前倒ししたという。

 具体的には、東京サイト(品川および文京データセンター)の規模を4倍に拡大。あわせて、6月に開設したばかりの大阪データセンター内に大阪サイトを追加し、ビットアイルのすべてのデータセンター拠点から、サーバオンデマンドNEXTの提供が可能になっている。

 ユーザー企業は、これらの拠点からサーバオンデマンドNEXTの稼働サイトを選択可能。また、東京と大阪という、地理的に離れたサイトでのサービス提供が開始されることによって、BCP(事業継続計画)に基づく、サーバー拠点の分散、ディザスタリカバリやバックアップサイト構築などへの適用も行えるとのこと。

 なお今回の拡張においては、サーバー構成を見直し、従来比最大約10%の省電力化も実現したとしている。

 サーバオンデマンドNEXTの価格はサービスによって異なり、VMwareベースのプライベートクラウドを提供する「SOD-NEXT プライベートクラウドパッケージ」の場合は、初期費用8万円(税別)から、月額21万円(税別)から

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