NECと日本オラクル、業務プロセス管理ソリューションで連携を強化


 日本電気株式会社(NEC)と日本オラクル株式会社は29日、業務プロセス管理(BPM)ならびにSOAソリューションで連携を強化すると発表した。

 具体的には、日本オラクルのBPMスイート「Oracle Business Process Management(BPM) Suite 11g」を企業の業務システムにおける連携・統合の基盤とした上で、NECの承認ワークフローソフト「FlowLites」を組み合わせ、代理申請や並列承認など、日本企業特有の承認フローに対応したBPMソリューションを提供する。

 さらに両社は、BPMソリューションの導入コンサルティングからシステム構築まで、一連のサービスメニューを強化・拡充し、ユーザー企業の業務プロセス改善およびコスト削減を支援するとのこと。

 また、このソリューション提供にあたり、NECは「BPM/SOA SI・技術センター」を100名規模で設立。米Oracleの製品部門と連携して、ユーザー企業へ迅速かつ最適な業務プロセス改善システムを提供するとした。NECはOracleのパートナー認定制度「Specialization」で、SOA分野の「Oracle Service-Oriented Architecture Specialization」を取得しているが、今後はさらなる技術支援体制の強化を図り、BPM/SOA分野で国内初となる「Advanced Specialization」資格取得を目指すという。

 加えて、NECグループでは研修メニューについての強化も図っており、NECラーニングが5月から、Oracle BPM Suite 11gを使用した業務プロセスのモデリングやシミュレーション、最適化について学習する「Oracle University」認定コース「Oracle BPM 11g Modeling」を開始している。

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