マイクロソフト、IE9の自動更新による配布を日本でも6月21日に開始


 日本マイクロソフトは16日、Internet Explorer 9(IE9)の自動更新による配布を、日本でも6月21日から順次開始すると発表した。

 IE9の自動更新による配布は、Windows UpdateおよびMicrosoft Updateを通じて行われ、インストールの準備が整うと自動更新からの通知がバルーンで表示される。バルーンをクリックすると、「インストールする」「インストールしない」「後で確認する」の3つのオプションが示され、ユーザーが「インストールする」を選択した場合のみIE9がインストールされる。

 IE9は、日本以外では3月15日に正式版が公開され、4月19日から自動更新による配布が行われていた。日本については、東日本大震災の影響を考慮して正式版の配布が4月26日に延期されたため、自動更新による配布もこれまで行われてこなかった。

 マイクロソフトでは、IE9を自動更新により配布したくない企業などに向けて、通知をブロックする「Internet Explorer 9 Blocker Toolkit」を提供している。また、更新プログラムの管理ソリューションを導入している場合には、IE9の配布を制御することもできる。

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