Windows Azure上のデータをファイルとして扱うクラウドデータ操作ライブラリ


 株式会社彩ソフトウェアは9日、Windows Azure上にファイルシステムを容易に構築できる開発キット「Cloud File System for Azure」を発表した。

 Cloud File System for Azureは、Windows Azure上のデータをファイルとして扱うライブラリ。ローカルPC内のデータを、ファイルとしてクラウド上にアップロード/ダウンロードするプログラムを容易に作成でき、PCで一般的なファイルやフォルダといった概念を、Windows Azure上にそのまま持ち込んで、クラウドをファイルサーバーやNASのように扱えるという。

 具体的には、複数のファイル/フォルダを一括でアップロード/ダウンロードする機能や、アップロードしたファイル/フォルダをクライアントPC上から開く機能などを備える。また、ファイルのサイズ、更新日時などの属性情報を保持できるほか、クラウド上のフォルダ構成も取得可能になっている。

 価格は4万2000円/開発ライセンスで、対応OSはWindows 7 SP1/Vista SP2/XP SP3。

 なお彩ソフトウェアでは、このライブラリを使用したエクスプローラ風クラウドデータ操作ソフト「CloudExplore for Azure」を、フリーウェアとして公開している。

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(石井 一志)
2011/6/9 14:26