東芝、法人向けのWindows 7搭載タブレット「WT310/C」


WT310/C

 株式会社東芝は31日、Windows 7搭載の企業向けタブレット「WT310/C」を発表した。6月中旬より販売を開始するが、受注生産となり、年間25台以上の購入を予定している企業・団体などが購入できる。

 WT310/Cは、Windows 7 Professional(32ビット版)を搭載したタブレットPC。タブレットながらも、Windowsを採用したことにより、企業内に蓄積されているデータや周辺機器などの資産をそのまま利用できる点が特徴という。

 CPUにはタブレット用に開発されたというAtom Z670(1.5GHz、シングルコア)を、チップセットにはインテルSM35 Expressをそれぞれ採用。2GBメモリ(最大2GB)と64GB SSD。1366×768ドット表示可能な11.6型タッチパネル(静電誘導式)を搭載する。

 また、輝度や色を周囲の環境にあわせ自動調節する「アダプティブディスプレイ」、より原音に近い音質に補正する「オーディオエンハンサー」といった機能や、BIOS、HDD(SSD)、ログインの3つのパスワードによる個人認証機能を備えた。

 インターフェイスは、USB 2.0、HDMI、SDXCカードスロットなどを搭載し、通信機能はIEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 3.0を利用できる。

 サイズと重量は幅296.0×奥行き196.0×高さ15.8mm、約915g。最大バッテリ駆動時間は約6時間。

関連情報
(石井 一志)
2011/5/31 16:04