ネットギア、中小企業向けの4ベイ搭載NAS「ReadyNAS 1500」


 ネットギアジャパン株式会社(以下、ネットギア)は27日、4ベイ搭載1Uラックマウント型NAS「ReadyNAS 1500」を発表した。

 中小規模オフィスでのファイル共有に必要な機能を備えたエントリーモデルで、上位機種「ReadyNAS 2100」に比べ最大約54%のコストダウンを実現している。

 中小規模向け機能としては、Active Directoryのサポート、クォータ連携機能、スナップショット機能を搭載。2つのGigabit Ethernetを備え、フェイルオーバー機能やリンクアグリゲーション機能にも対応する。

 また、簡単に容量を拡張できる自動ボリューム拡張機能「X-RAID2」も搭載。例えば、4台のディスク構成で容量が不足した場合、各ディスクを1台ずつ、より大容量のものと交換することで簡単にボリュームを拡張できるという。

 災害対策として、「ReadyNAS Replicate」と「同 Vault」といった機能も備える。前者は、データの複製を準備しておく多地点オフサイトバックアップソリューション。後者は、遠隔地のデータセンターに暗号化通信を用いて、データをバックアップできるアドオン。万が一災害や事故でデータがなくなった場合に復元することが可能。いずれも有償だが、30日間の無償試用期間を設けている。

 このほか外出先からNASに保存した資料を入手できる独自のリモートアクセスツールも提供する。

 なお、ReadyNAS 1500には、HDDも含むハードウェア保証として、3年間の無償保証が標準添付される。既存のビジネス向けReadyNASの5年間より短くなるが、これにより最大約54%のコストダウンを実現したとしている。

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(川島 弘之)
2011/5/27 17:00