ビットアイル、クラウドサービス向けのSSL-VPNオプションを提供~クローズドアクセスを手軽に実現


 株式会社ビットアイルは26日、クラウドサービス「サーバオンデマンドNEXT」のオプションサービスとして、クラウド環境にVPN接続できる「SSL-VPN アクセス」を追加すると発表した。同日より提供を開始する。

 「SSL-VPN アクセス」は、サーバオンデマンドNEXTのユーザー企業の拠点から、SSL-VPNを経由して、安全にクラウド環境のサーバーリソースに接続できるようにするサービス。業務アプリケーションなど、インターネットに公開したくないシステムをサーバオンデマンドNEXTで利用する場合などに適しているという。

 こうしたクローズドシステムとしての利用は、従来、閉域網の引き込みなどによってセキュアなネットワークを構築し対応してきたが、SSL-VPNの利用によって、手軽なシステム構築が可能になるメリットがある。

 「SSL-VPN アクセス」では、SSL-VPNの一般的な特徴である、クライアント端末へのVPNソフトのインストールが不要な“クライアントレス”を実現しており、容易に導入できる点も強み。また、ユーザー企業の拠点でのネットワーク構成も変更不要になっている。

 さらにサーバオンデマンドNEXTのゲストOSは、VLANによる専用セグメントをユーザー企業ごとに構成しているので、他社からのセキュリティへの影響も排除しているほか、ユーザー企業ごとに専用のRADIUSサーバーを提供し、管理者が自由にID/パスワードの登録、変、削除を行えるとのこと。

 価格は同時接続ユーザー数で決まり、10ユーザーの場合で1万6000円(税別)/月から。このほか、初期費用3万円(税別)が別途必要となる。なお、同時接続ユーザー数の契約にかかわらず、IDは無制限に作成できる。

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