ビットアイル、プライベートクラウドを月額21万円で実現する新サービス


 株式会社ビットアイルは17日、「Cloud ISLE」の新メニューとして、プライベートクラウドの新しい利用モデルを提供する「SOD-NEXT プライベートクラウドパッケージ」を追加し、販売を開始した。

 同パッケージは、VMware vSphereベースで高性能・高可用性のプライベートクラウドを月額21万円(税別)という低価格で提供するサービス。

 従来、プライベートクラウドを構築するためには、多大な投資コストや高額な利用料金、およびクラウド運用技術者の確保など、特に中小企業にとって高いハードルが存在していた。同パッケージは、こうしたプライベートクラウド活用における課題を解決する新しいプライベートクラウドの活用モデルとなる。

 具体的には、ビットアイルが構築・運用するVMware vSphereベースのIaaSサービス「サーバオンデマンドNEXT」から、仮想サーバー単位のリソースとvCenterによるクラウド管理機能を組み合わせて提供する。ユーザー企業はvCenterを通じて、「自社固有のクラウド環境のように」(同社)、自由に仮想マシンの作成・変更・クローンやテンプレートが作成できる。

 パブリッククラウドと同じような感覚で自社固有のプライベートクラウド環境を実現するのが特長だ。

 サーバオンデマンドNEXTのクラウド基盤は、ハードウェアがすべて冗長化され、VMware HAなどの機能で高い可用性を実現しているほか、FCoEなどの先進的なネットワーク技術や、高速なサーバー・ストレージを採用しているため、「信頼性にも優れる」(同社)。

 さらに、柔軟なサービスメニューを組み合わせることで、自社ネットワーク環境(VPN網など)を通じた既存環境との連携や、ビットアイルデータセンターラック内のシステム接続なども可能となっている。

 同社では「圧倒的な低料金」を訴求し、プライベートクラウド導入を検討する中堅・中小企業や、そうした企業へアウトソーシングサービスを提供するSIerなどへ販売していく。

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