NTT研究所の社内システムで「Postgres Plus Advanced Server」が採用


 サイオステクノロジー株式会社(以下、サイオス)は19日、NTT研究所の社内システムの一部に、サイオスが取り扱う米EnterpriseDBのオープンソースデータベース「Postgres Plus Advanced Server」が導入され、5月より稼働したと発表した。

 NTTでは、ITシステムのコスト削減のためにオープンソースソフトウェア(OSS)に着目しており、この積極的な活用のために「NTT オープンソースソフトウェアセンタ」を設立するなど、グループ内企業へのOSSの導入を推進している。

 今回の採用は、従来UNIXで稼働していたハードウェアの老朽化やサポート期限切れに伴う、Linuxシステムへの移行の一環。NTT研究所の社内システムの一部を移行するにあたって、同センタを中心に2009年7月から複数の移行パターンを検証していたが、その中からPostgres Plus Advanced Serverが選定され、2010年7月から開発を本格的に始めていたという。

 なお、Postgres Plus Advanced Serverが採用されたのは、コミュニティ版のPostgreSQLと比べて、既存の商用データベース製品との互換性が高く、移行コストを低く抑えられるためとのことだ。

関連情報