富士通、Hyper-Vベースのプライベートクラウド短期導入パッケージ


 富士通株式会社は18日、日本マイクロソフトのプライベートクラウド構築のためのプログラム「Microsoft Hyper-V Cloud Fast Track」に対応したソリューションを、同日より販売開始すると発表した。7月中旬の提供開始を予定する。

 Hyper-V Cloud Fast Trackは、Hyper-Vによるプライベートクラウド環境を容易に導入できるよう、サーバー、ストレージ、ネットワーク製品、ソフトウェアの構成を事前検証し、あらかじめセットアップ済みの状態で提供するプログラム。

 富士通が提供するソリューションでは、自社のブレードサーバー「PRIMERGY BX900」をサーバープラットフォームとして採用しており、集約率の高いブレードサーバー1台から導入可能なため、導入企業のニーズに合わせて、柔軟なシステム拡張を行えるという。

 またサーバー以外も、ストレージ「ETERNUS」、サーバー収容スイッチ「SR-Xシリーズ」、柔軟なリソース管理を行うソフトウェア「ServerView Resource Orchestrator」、ストレージ管理ソフトウェア「ETERNUS SF Storage Cruiser」など、自社製品を採用するほか、これまでのプライベートクラウド構築の実績から得たノウハウを組み合わせ、ソリューションとして提供する。

 これらを利用することで、導入企業はシステム設計が軽減されるとともに、事前検証ならびにセットアップ済みのため、短期導入、安定稼働が可能になるとのこと。

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