NEC、グローバルでの人材管理を支援するクラウドサービス「Cultiiva Global/HM」


 日本電気株式会社は25日、グローバルな人材マネジメントを支援するクラウドサービス「Cultiiva Global/HM」を発表した。同日より、日本・北米・アジアを中心に販売を開始している。サービス提供は10月からの予定。

 Cultiiva Global/HMは、グローバルレベルでの人材マネジメントを支援するクラウドサービス。NECが人材マネジメントソリューションのSaaSベンダーとして世界1位のユーザー数を持つ米SuccessFactorsと提携し、同社のSaaS型人材マネジメントサービス「Business Execution software solutions」をベースに組み上げたという。

 機能としては、幹部やプロフェッショナル人材をグローバルで育成・適正配置するために必要な、経歴・スキル・業務実績・評価など人材情報の“見える化”を提供。言語は、日本語・英語・中国語など34カ国語に対応するほか、人材データは高度なセキュリティを備えたデータセンターで管理されるため、安全な業務遂行が可能だ。

 すでにNECでは、4月から自社内でCultiiva Global/HMの利用を開始しており、この活用で培ったノウハウをベースに、コンサルティングからシステム運用までの、トータルサービスを提供するとのこと。

 価格は、5000人規模の場合で600万円(税別)/年から。NECは、グローバルに多拠点を持つ企業や人材流動性の高い企業を中心に提案し、今後3年間で30社への販売を目指すとしている。

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(石井 一志)
2011/4/26 14:51