Novell、SLES向けのサポートプログラムを拡張、最長10年のサポートを提供


 米Novellは12日(米国時間)、SUSE Linux Enterprise Server(SLES)向けのサポートプログラム「Long Term Service Pack Support(LTSS)」の拡充と、SUSE Linux Enterprise 10向けの最新サービスパックである「Service Pack 4(SP4)」の提供開始を発表した。

 今回の拡充によってLTSSでは、7年の一般サポートに加えて、その後3年間の延長サポートが提供されるようになったため、最大10年のサポートライフサイクルを備えることとなり、長期のサポートが受けられるようになったという。延長サポートの期間中は、重要なセキュリティアップデートおよびクリティカルなバグフィックスを継続的に入手できる。

 また個別のService Packについても、2年の一般サポートに加えて、その後最大3年間の延長サポートを提供し、移行期間を十分に取れるようにする。さらに、IBMメインフレーム向けの「SUSE Linux Enterprise Server on IBM System z」については、長期サポートを初めて全世界的に提供するとのこと。

 一方のSUSE Linux Enterprise 10 SP4では、これまでのすべてのパッチ、フィックス、更新を同梱するとともに、Intelの最新CPUであるXeon E7(開発コード名:Westmere-EX、)、AMDの最新Opteronなどをはじめ、最新のサーバー、ストレージ、ネットワーク機器をサポートするとのこと。

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(石井 一志)
2011/4/19 16:54