アルカテル、PoE+に対応可能なエッジ向けレイヤ3スイッチ「OmniSwitch 6850Eシリーズ」など


 日本アルカテル・ルーセント株式会社(アルカテル)は28日、自社が提唱する「Application Fluent Network(アプリケーションを円滑に実行するネットワーク)」に準拠した、3つのネットワーク製品を発表した。10Gigabit Ethernet(GbE)アップリンク対応のエッジ向けレイヤ3スイッチ「OmniSwitch 6850Eシリーズ」などを提供する。

 新製品のうち、OmniSwitch 6850Eシリーズは、10GbEアップリンクも可能なボックス型のレイヤ3スイッチ。1台に最大48基のGbEポートと最大4基の10GbEを搭載できるほか、イーサネット経由での給電が可能なPoEモデルも提供する。PoEモデルでは、1ポートあたり最大30Wの給電が可能なPoE+(IEEE 802.3at)に対応し、消費電力の高いIEEE 802.11nアクセスポイントにも電力を供給できるという。

 ラインアップには、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×24(うち4基はSFPとのコンボ)、10GbE×2を備える「OS6850E-24」や、そのPoE対応モデル「OS6850E-P24」を提供するほか、スタッカブルモデル、SFP×24のモデルなどを用意した。

 また今回は同時に、シャーシ型スイッチ「OmniSwitch 9000E」シリーズ向けの24ポートPoE+モジュールや、動的な電源管理によって電力の割り当てを最適化し、PoEの省電力の利点を最大限に活用できるようにするスイッチ向けOS「Alcatel-Lucent Operating System(AOS)」の新版も発表された。

 これらの製品は、いずれも4月以降に国内で出荷される予定だ。

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