アルカテル・ルーセント、10GbE対応スイッチ「OmniSwitch 10K」を日本市場に投入


 日本アルカテル・ルーセント株式会社(アルカテル・ルーセント)は1日、10月12日にフランスで発表された10Gigabit Ethernet(GbE)対応スイッチ「OmniSwitch 10K」を、国内でも12月より出荷すると発表した。

 OmniSwitch 10Kは、10GbE×256ポートのノンブロッキング・スイッチ容量を備えたシャーシ型スイッチ。Alcatel-Lucentが提唱する、「Application Fluent Network(アプリケーションを円滑に実行するネットワーク)」を実現するためのネットワークインフラ製品の第1弾として提供される。

 Application Fluent Networkは、企業内のあらゆる場所から接続するユーザーに対し、高品質のリアルタイム・アプリケーションを配信するために最適化されたネットワーク。企業はOmniSwitch 10Kを活用することで、ユーザー、アプリケーション、デバイスおよび場所に基づいた、ネットワークの動的な調整を行えるため、サービスの向上、運用の合理化、IT管理費用の削減といったメリットが得られるという。

 具体的には、独自のバーチャル・キューイング技術を採用しており、アプリケーションの配信を最適に調整しながら、トラフィックの優先順位を決められる機能などを搭載している。

 またOmniSwitch 10Kでは、ノンブロッキングポートあたりの平均価格が、競合製品の1/4に抑えられているほか、電力効率、ポート密度といった面でも、自社製品と比べて、最大4倍の性能を達成しているとのこと。特に省電力性については、ノンブロッキング帯域1Gbpsあたり1.5W未満という、市場でトップクラスの性能を備えている。

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(石井 一志)
2010/12/1 11:49