日立ソリューションズ、秘文シリーズの情報漏えい対策ソフトを強化~メールやWebサイトへのアップロードに対応


 株式会社日立ソリューションズは25日、情報漏えい防止ソリューション「秘文シリーズ」において、「秘文AE Email Gateway」「秘文AE Web Gateway」を発表した。いずれも3月1日から販売を開始する。また、ファイル単位で機密レベルを自動で付与できるソフト「SecurityPolicyEnforcer」も、5月に発売する予定。

 3月から販売を開始するのは、メールからの情報漏えいを防止する「秘文AE Email Gateway」と、Web経由での情報漏えいを防止する「秘文AE Web Gateway」の両ソフト。前者では、メール本文や添付ファイル内に、クレジットカード番号や住所録などの機密レベルの高いキーワードが含まれている場合、その送信をブロックして漏えいを未然に防ぐことができる。また後者は、Webサイトへアップロードされる情報に機密レベルが高いキーワードが含まれる場合に、アップロードをブロックできる機能を備えている。

 従来の秘文シリーズでは、USBメモリなどの媒体を使った持ち出し制限を行えていたが、今回、メールとWebサイトへのアップロードにも対応できるようになったため、情報漏えい対策のさらなる強化が期待できるという。

 一方、5月から販売を開始する「SecurityPolicyEnforcer」は、ファイルサーバーにファイルを移動・コピーする際に、機密レベルを自動で付与できるソフト。ファイルの格納場所、ファイル名、本文のキーワード、住所・電話番号といった個人情報などから、極秘、社外秘などのレベルをファイルに自動設定する。

 ユーザーは、通常のファイル操作を行うだけで機密レベルを確認できるので、情報漏えい防止に対する意識付けが向上するとのこと。また、秘文シリーズの関連製品との組み合わせにより、自動で付与された機密レベルの修正や、持ち出し手順の作成などにも柔軟に対応できるため、管理者の情報漏えい対策にかかるコストや時間を削減できるとしている。

 価格は、秘文AE Email Gatewayが57万7500円から、秘文AE Web Gatewayが89万2500円から、SecurityPolicyEnforcerが483万円から。

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