ワイズ、Citrix HDX/RDP7対応を強化したシンクライアントOS新版


 ワイズテクノロジー株式会社(ワイズ)は2日、Citrix HDXとRDP7対応を強化したシンクライアントOS新版「Wyse ThinOS 7.0」を発表した。

 Wyse ThinOSは、独自開発のシンクライアント専用OS。VMware View、Citrix XenApp/XenDesktop、ICA/RDPプロトコルをベースとする画面転送型シンクライアントソリューションに対応。6~10秒程度の「高速OS起動」、ローカル設定が一切不要の「ゼロコンフィグレーション」技術などを特長とする。

 新版では、Citrix HDX/RDP7へのサポート項目を拡充。Citrix環境で多種多様なUSB周辺機器を利用可能にする「HDX USBプラグ&プレイ」、Flash動画の再生を高速・スムーズにする「HDX Flash(サーバーレンダリング)」、RDP7に実装され、Windows 7/Server 2008で利用可能な「RDP7 マルチメディアリダイレクト」、音声のアップロード(RDP経由での音声の録音など)を可能にする「RDP7 双方向音声通信」に対応した。

 このほか、新ユーザーインターフェイス「ZEROラウンチパッド」を搭載。新しい側面ツールバーを利用して、よりわかりやすい操作性を提供する。複数デスクトップ起動時も、自動出力される側面ツールバーにより、直感的にデスクトップ切り替え・切断が可能という。

 新OSは今後、独立したグラフィック アクセラレータが搭載された「C10LE」端末、パワフルな省エネVia C7 Edenプロセッサを搭載した「V10LE」端末に搭載される。Wyse ThinOSソフトメンテナンスを購入済みのユーザーはアップデートが可能。

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