日立GST、最大3TBの容量を持つサーバー向け3.5型HDD「Ultrastar 7K3000シリーズ」


Ultrastar 7K3000シリーズ

 日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)は26日、サーバー向けの3.5型HDDにおいて、「Ultrastar 7K3000シリーズ」をワールドワイドで出荷開始したと発表した。容量は2TBあるいは3TBで、6Gbps SATA、6Gbps SASの各インターフェイスに対応した合計4モデルが用意される。

 Ultrastar 7K3000シリーズは、7200rpmのサーバー向け3.5型HDD。特徴は信頼性が向上している点で、従来の7200rpm製品と比べて、MTBF(平均故障間隔)を120万時間から200万時間に高めたほか、これに伴って、AFR(年間平均故障率)も従来の0.4%から40%低減している。

 また用途としては、クラウドストレージ、データファーム、データウェアハウス(DWH)、D2Dバックアップ、RAIDアレイなど、24時間連続稼働が求められるアプリケーションでの利用を想定するとのこと。

 プラッタ数は5枚で、データバッファ容量は64MB、平均シーク時間(リード)は8.2ms。駆動音は、アイドル時で2.9bels。

 なお、6Gbps SATAモデルはすでに出荷が開始されており、6Gbps SASモデルについては、2011年中ごろの出荷を予定。両モデル共通で、データを暗号化する機能をオプション提供する。

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(石井 一志)
2011/1/25 17:43