SAPジャパン、SAP Business All-in-Oneのユーザー操作環境を強化


 SAPジャパン株式会社は20日、ERPを中心とした中堅・中小企業向けパッケージ「SAP Business All-in-One」ソリューションにおいて、ユーザーの操作環境を向上させる機能強化を発表した。

 SAP Business All-in-Oneは、事前設定済みのビジネスシナリオと、ビジネスインテリジェンスなどをパッケージ化したもので、今回の機能強化では、直感的な操作性の実現などが行われている。

 例えば、これまでは異なるユーザーインターフェイスを持つ複数のシステムに別々にアクセスしなければならなかったが、新ソリューションでは、SAPだけでなくSAP、以外のアプリケーションも統合操作環境に取り込まれたため、さまざまなアプリケーションを単一の作業環境で利用できるようになったという。

 また、個々のユーザーごとに最適化が可能になるほか、販売、購買、会計、製造、財務、プロジェクト管理、人事、経営など、業務ロール(役割)ごとに、ユーザーインターフェイスコンテンツが事前登録されているので、さまざまなロールにおいて、ユーザーエクスペリエンスを向上させることが可能としている。

 なお、今回の機能強化は、SAP NetWeaver Business Clientと、同日より提供されるページビルダー機能を組み合わせることで実現する。

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(石井 一志)
2010/12/20 15:47