クロストラスト、1枚で複数台のサーバーに利用できるSSL証明書


 クロストラスト株式会社は8日、クラウド環境に対応したSSLサーバー証明書「EnterpriseSSL for クラウド」を発売した。

 同社は、「負荷分散に利用される2台目以降のサーバーは50%」となるEnterpriseSSLを従来より提供している。今回のEnterpriseSSL for クラウドは、「負荷分散などで複数のサーバーを同時に稼働させる場合も追加ライセンス不要」な新製品。「サーバー環境のクラウド化などにより、サービスの負荷増減に伴い、より短いサイクルでサーバー台数を変更するのが一般的になってきた。この流れに対応する」(同社)のが特長となる。

 発行対象の組織の実在を確認して発行される実在認証付きSSLサーバー証明書で、最短即日での発行が可能。即日発行の場合でも追加費用は発生しない。ライセンス体系は従来のサーバー単位からFQDN単位となり、1枚のSSLサーバー証明書を複数のサーバーで利用可能という。

 ラインアップや契約プランも、1年あたりの費用が割安な複数年ライセンス、キャンペーンなどに一時的な利用に最適な6カ月ライセンス、年単位で契約しつつ証明書更新を自ら行う必要がない5年分割プランなど、ニーズに合わせて豊富に用意。

 暗号アルゴリズムにはRSA 2048/SHA-1を採用し、最新版のInternet Explorer、Firefox、Safari、Google Chrome、Operaなど主要なPCブラウザに加え、NTTドコモ、au、ソフトバンクの主要キャリア携帯端末とも高い互換性を備えている。

 価格は、6カ月で3万1500円、1年で6万3000円、5年で26万4600円など。

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