ぷらっとホーム、手のひらサイズサーバーのDebian GNU/Linuxモデル「OpenBlockS 600D」


OpenBlockS 600D

 ぷらっとホーム株式会社は18日、手のひらサイズのマイクロサーバー「OpenBlockS 600」の新モデルとして、Debian GNU/Linuxを採用し、自由なサーバー開発を可能にした「OpenBlockS 600D」を、同日より販売開始すると発表した。出荷は11月下旬より開始する予定で、参考価格は4万5800円から。

 OpenBlockS 600は、ぷらっとホームが独自に開発している小型のLinuxサーバー製品。重さも265g(本体のみ)と非常に軽量ながら、スリットレス、スピンドルレスによる高い耐塵・耐熱性能と、Gigabit Ethernetによる高いスループットを備えており、さまざまな用途に利用できる。

 従来のOpenBlockS 600は、オープンソースの独自ディストリビューション「SSD/Linux」を採用していたが、新製品のOpenBlockS 600Dでは、汎用LinuxディストリビューションのDebian GNU/Linuxを採用しているのが、大きな違い。広く利用されているメジャーなディストリビューションであるため、企業は自社の持つさまざまなノウハウを適用できるほか、既存のソフトウェアパッケージ資源を活用するなど、自由度の高い開発運用が行えるという。

 ラインアップには、CFなしモデルと、各容量のCF搭載モデルが用意され、CFなしモデルであれば、さらに故障要因を排除した堅牢なシステム運用が可能。CF搭載モデルでは、開発環境構築や大容量データ保存に対応するとのこと。加えて、開発環境を、推奨されるコンディションでプリインストールしたモデルも提供される。

 参考価格は、CFなしモデルが4万5800円、2GB CF添付モデルが5万2800円、4GB CF添付モデルが5万6800円、8GB CF添付モデルが6万3800円、16GB CF添付モデルが8万3800円、開発環境プリインストールモデル(4GB CF添付)が5万6800円。

 なおぷらっとホームでは、発売を記念した100台限定のモニターキャンペーンを実施し、CFなしモデルを3万9800円で提供するとのこと。

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