ぷらっとホーム、「OpenBlockS 600」にHA機能を標準搭載


OpenBlockS 600

 ぷらっとホーム株式会社は、手のひらサイズの小型サーバー「OpenBlockS 600」にHA機能を標準搭載した。新ファームウェアとWeb設定ユーザーインターフェイス(UI)を14日より公開する。

 OpenBlockS 600は、監視管理・DHCP・DNSなどのネットワークサービスを手間なく運用できる小型サーバー。手のひらサイズの小型設計で低消費電力や、ファンレス・ゼロスピンドルという故障要因を排除した堅牢性が特徴。

 今回のHA機能搭載により、サーバーとして設定した複数台のOpenBlockS 600間で、互いにデータの同期や死活監視を実現。予期せぬトラブルへの対処やファームアップなどのメンテナンスが、稼働したまま行えるようになる。

 冗長化には、ルーターなどで広く使われているVRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)に加えて、設定・ログファイルの同期機能を活用。アクティブ・スタンバイの計2台でHAシステムを構築し、待機サーバーへの切り替え時にはメール通知が行われる。

 なお、OpenBlockS 600は、コンパイル済みのアプリケーションを簡単に導入できる「アプリケーションマネージャ機能」が搭載される。今回のHA機能では、利用者自ら各項目を入力し、待機サーバーへの切り替え時に実行するスクリプトなどを作成することで、ApacheなどのHA化も可能。さらにアプリケーションマネージャ機能で提供されるアプリケーション「DHCP Plus」や「DNS Plus」には、無償でWebベースのUIが提供され、より簡単な入力でDHCP/DNSのHA設定も行える。

 OpenBlockS 600の価格は5万9800円。

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