日立電サ、仮想化移行でのコスト削減効果を事前評価するサービス

　日立電子サービス株式会社（日立電サ）は28日、仮想化移行によるコスト削減効果を事前評価する「サーバ仮想化アセスメントサービス」を発表した。同日より提供を開始している。

　サーバ仮想化アセスメントサービスは、現行システムの構成・リソース使用状況などを調査・分析して、コスト削減効果を算定するサービス。仮想環境へ移行した際のコスト削減効果を、ハード、ソフト、保守サポート、電力など、さまざまな視点から試算するだけでなく、移行対象システムのピーク特性（サーバーに負荷がかかる時間帯などの傾向）を考慮してシミュレーションを行うことから、適切なハード、ソフトの選定と、設計構築の工数低減が可能になるという。

　なおラインアップには、対象サーバーの構成・性能データを収集して分析する「スタンダード版」に加えて、データ収集を行わず、ヒアリングシートに基づいて簡易な分析を提供する「ライト版」も用意した。

　参考価格は、1拠点あたり、対象サーバー10台までの場合、スタンダード版が31万5000円から。ライト版は、拠点数を問わず、対象サーバー10台までの場合で6万3000円からになる。

　日立電サでは、「サーバ仮想化アセスメントサービス」を加えた「安心仮想化ソリューション」全体で、2012年度までに80億円の売り上げを目指している。