MKIとDSKがクラウド事業で協業、データセンターの災害対策連携など
三井情報株式会社(以下、MKI)と株式会社電算システム(以下、DSK)は24日、クラウドサービス事業の強化に向け、営業・技術・顧客サポートなど業務全般にわたる協業に合意した。
協業内容は、1)MKIの仮想化IT基盤「M-Model」をDSKに提供、2)クラウドサービスメニューの相互提供によるラインアップ拡充、3)両社データセンターの相互利用によるサービス強化。
1)では、MKIが提供しているHyper-V 2.0ベースの仮想化IT基盤「M-Model」を、DSKの岐阜データセンターにクラウド基盤として導入。DSKから高信頼性・低価格なクラウドサービスを提供可能にする。
2)では、両社のクラウドサービスメニューを相互提供。両社が開発したソフト資産をSaaS化するだけでなく、顧客ニーズに応じて積極的に他社とも提携し、両社のサービスメニューを拡充していく。
3)では、都内のMKIデータセンターと、岐阜県のDSKデータセンターともにM-Modelを導入することで、両社データセンター間での柔軟なバックアップ環境を実現。両社の顧客に対して、双方のデータセンターをディザスタリカバリ(DR)サイトとして提案し、信頼性の向上に努める。
今後のビジネス展開としては、他社サービス導入の第1弾として、ソフトブレーンの営業支援ツール「eセールスマネージャー」のグレードアップ版「eセールスマネージャーRemix Cloud」をラインアップに追加し、提供を始める。