ソリトン、統合PC管理ソフト「InfoTrace PLUS」機能強化版


 株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は24日、統合PC管理ソフト「InfoTrace PLUS」の機能強化版(バージョン3.0.2)を発表した。27日より販売・出荷を開始する。

 InfoTrace PLUSは、PC資産管理・操作ログ管理・操作制御を行うソフト。一般的なPC管理ソフトは「PC単位」で管理するのに対し、「ユーザー単位」で管理するのが特徴という。ユーザーごとにセキュリティポリシーを定義できるので、1台のPCを複数人で共有する場合も、逆に1人で複数台のPCを利用する場合にも、ログオン時にそれぞれのユーザーのポリシーが適用される。特定の部署やグループに共通のポリシーを設定し、USBデバイスの利用ルールの徹底を図るという運用も可能という。

 機能強化版では主に、「USBメモリデバイス制御機能の強化」「ファイルサーバーへのアクセスログ処理能力の強化」を実施した。

 USBメモリデバイス制御機能の強化では、一律に利用を禁止するのではなく、登録した特定のUSBメモリデバイスのみの利用を許可し、ユーザー・グループごとに利用制御できるようにした。私物のUSBメモリの利用を制御するなど、ウイルス感染や情報漏えいのリスクを低減できる。

 ファイルサーバーへのアクセスログ処理能力の強化では、ログ取得のアーキテクチャを変更し、処理能力を従来の2倍以上高速化。さらに共有フォルダとして多数のユーザーがファイルを操作するWindowsファイルサーバーでも、PCユーザーの操作ログに加え、サーバー管理者の操作したログも取得可能にした。

 価格はサーバーパックが100万円(税別)、PCインストールライセンス(オールインワン版)が1万7000円(同)/ユーザー、PCインストールライセンス(機能選択版)が5000円(同)/ユーザー、サーバー操作ログライセンスが40万円(同)。

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