ITR、ホワイトペーパー「クラウド時代のコラボレーション・ツールの方向性」を無償公開


 株式会社アイ・ティ・アールは9月22日、国内企業におけるコラボレーション/コミュニケーション・ツールの利用実態と今後の方向性をまとめたホワイトペーパー「クラウド時代のコラボレーション・ツールの方向性」を発行したと発表。ホワイトペーパーは、ITRサイトで無償ダウンロード提供する。

 調査結果によれば、現状企業が利用しているコラボレーション/コミュニケーション・ツールは、5年以上同一の製品を利用し続けているケースが6割を超え、さらに10年以上経過している企業も全体の4割近くを占めることがわかった。いったん導入すると、長期にわたり製品が変更されにくい傾向が浮き彫りとなった形だ。

 一方で、今後利用したいと考えるツールではSaaS製品が最も多く選択された。ITRではホワイトペーパーをまとめるにあたり、SaaS製品が従来のグループウェアの代替製品になり得るかをテーマに、大企業を対象にアンケート調査とヒヤリング調査を実施。その結果をもとに、大企業が求めるコラボレーション/コミュニケーション・ツールにおける要件を踏まえながら、Google Appsの導入を検討する場合の留意点について解説したという。

 また、従来のオンプレミス製品とGoogle社とMicrosoft社のSaaS製品での3年間のTCOを簡易的に試算比較した結果も付録として掲載した。

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(工藤 ひろえ)
2010/9/22 13:03