日本アバイア、企業向けコラボレーション新製品群「Avaya VCS」


Avaya Flare Experience画面
Avaya Desktop Video Device

 日本アバイア株式会社は16日、企業向けコラボレーションソリューションの新製品群「Avaya Video Collaboration Solutions(以下、Avaya VCS)」を発表した。

 Avaya VCSは、SIPベースのコミュニケーション基盤「Avaya Aura」で動作するソリューション。ユーザー企業は既存のビデオ会議と比較して約3分の2のコストと帯域でシステムを導入できるという。

 今回発表したのは、ビデオ/音声/IM/メール/SNSなどを統合したユーザーインターフェイス(UI)「Avaya Flare Experience」、同UIを搭載したHDビデオ対応デスクトップ端末「Avaya Desktop Video Device」(11月30日より提供予定)、HDビデオをサポートするデスクトップアプリケーション「Avaya one-X Communicator 6.0」(10月4日より提供予定)、デスクトップから会議室までフルラインアップの低コスト・低帯域HDビデオ会議ソリューション「Avaya Video Conferencing Solutions 1000シリーズ」(9月16日より提供)。

 Avaya Flare Experienceは、ビデオ/電話/IM/メール/Web会議/SNSなどのコミュニケーションを1つに統合したUI。連絡したい相手をドラッグ&ドロップで選択し、電話をかけるような簡単な操作で、相手がその時に利用可能なコミュニケーション手段を選択できる。

 2011年には、Windows、タブレットPC、スマートフォン向けにラインアップをそろえる予定。

 Avaya Desktop Video Deviceは、専門業務を行うオフィスワーカー向け端末やビデオキオスク端末として活用できるハードウェア。11.6型のHDタッチスクリーンと720ピクセルのHDカメラによるビデオ・音声機能、内蔵デュアルマイクによる高品質な音声通話機能を備える。また、WiFiをサポートするため持ち運びが可能な一方、USB接続によってオプションのキーボードや受話器にも対応する。次期版では、VPN接続によるリモートアクセスにも対応する予定。

 Avaya one-X Communicator 6.0は、HDビデオ/電話/IM/プレゼンス/カンファレンスなどの機能を有し、IBM、Microsoftなどのデスクトップ環境と連携してコラボレーションを実現するデスクトップアプリケーション。

 Avaya Video Conferencing Solutions 1000シリーズは、低コスト・低帯域のHDビデオ会議ソリューション。Avaya Auraによる一元的な運用管理により、帯域幅を管理できるのが特徴。規模に応じたフルラインアップとなっており、小規模の会議室やワークグループ向けの「Avaya 1010/1020」、中~大規模の会議室向けの「Avaya 1030/1040/1050」をそろえる。Avaya 1040/1050には、マルチパーティの会議ブリッジが内蔵されており、複数の拠点を接続できる。

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