ストレージシステム「Drobo」の米データロボティクス社、国内市場に本格参入


 RAID技術「BeyondRAID」を持つ米データロボティクス社(Data Robotics, Inc)は16日、主力製品のストレージシステム「Drobo」の国内販売強化およびパートナー企業との販売協業強化を目的として日本法人を設立、国内市場へ本格参入すると発表した。日本法人は10月に設立完了の見込み。

 データロボティクス社は今年7月に日本オフィスを開設、東 貴彦氏が代表を務める。日本国内での販売強化のため、日本オフィスですでに着手している日本法人の設立準備を進め、10月の設立完了を目指す。

 日本での販売チャネルの開拓・強化を進めることで、今後2年間でデータロボティクス社の全世界での売上のうち、5~10%を国内で実現することを目指す。

 データロボティクスのDroboは、ITプロフェッショナルでなくとも容量拡張が容易で、大容量ストレージシステムを構築できる点が最大の特長となる。細かい設定はDrobo側で自動で行うため、ユーザーはほぼHDDを装着するだけで利用可能となる点をセールスポイントとしている。

 海外市場においては、拡張性と利便性を重視するSMB市場やクリエイティブプロフェッショナル市場を中心に、2年半で12.5万台以上の販売実績を持つという。

 Droboシリーズの参考価格は、エントリーモデルの「Drobo」が3万9900円、最上位機「Drobo Elite」が39万8000円(いずれも税別)。

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(工藤 ひろえ)
2010/9/16 15:48