Amazon EC2が新メニュー「Micro Instance」を追加-1時間あたり2セントから


 米Amazon Web Services(AWS)は9日(米国時間)、クラウドサービス「Amazon EC2」のサービスメニューに、低コストの「Micro Instance」を追加すると発表した。1時間あたりの料金は、Linuxの場合が2セント、Windowsでは3セントに設定されている。

 Microインスタンスでは、613MBのメモリと、“少量”の一定したCPUリソースが提供されるが、一時的に処理能力が必要になった場合は、最大2ECU(EC2 Compute Unit)までリソースを拡大するという。また、ストレージは標準では提供されず、Amazon EC2の外部ストレージサービス「Amazon EBS(Amazon Elastic Block Store)」からブートする必要があるとのこと。

 AWSでは用途として、1分間に数十リクエスト程度の、負荷のあまり高くないWebアプリケーションでの利用に向くとし、DNSサーバー、ロードバランサー、プロキシや、監視・ヘルスチェックサーバー、ハンズオントレーニングなどを例として挙げている。

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(石井 一志)
2010/9/10 12:17