ネットギア、iSCSIや10GbEに対応可能なネットワークストレージ「ReadyNAS 4200」


ReadyNAS 4200

 ネットギアジャパン株式会社(ネットギア)は9日、10Gigabit Ethernet(GbE)対応可能なネットワークストレージ「ReadyNAS 4200」を発表した。12スロットを備えた2Uラック型ストレージで、NASとiSCSI SANをサポート。ユーザー300~500人程度のビジネス環境に最適な製品という。価格はオープン。

 ReadyNAS 4200は、iSCSI SANやNASとして利用可能なネットワークストレージ。インテルのクアッドコアプロセッサ、8GBメモリを搭載したほか、ホットスワップ対応の冗長電源、10GbEポートを搭載するなど、エンタープライズ用途で十分な機能を備えているという。

 NAS機能、iSCSI SAN機能は同時に利用可能で、ファイルサーバーに特化したNASとして複数ユーザーでの情報共有に使用すると同時に、LAN経由のローカルストレージとして、Exchange ServerやOracle Databaseから利用することもできる。

 また、Backup Execなどのバックアップソフトと連携できるデータ保護機能も搭載。加えて、独自の自動ボリューム拡張機能「X-RAID2」と通常のRAID(0/1/5/6対応)、スナップショット、内蔵バックアップマネージャを利用したフル/増分バックアップ、といった機能により、データの信頼性・堅牢性を高めた。

 加えて、VMwareのコンパチビリティリストに掲載されているほか、Citrix XenServer、Hyper-Vもサポートしているので、サーバー仮想化における仮想マシンのストレージとしても利用可能とのこと。

 ラインアップは、1TB HDD×12を搭載する1モデルと、2TB HDD×12を搭載する3モデルを用意。2TB HDD搭載モデルにおいて、10GBASE CX4×2搭載モデルと、SFP+スロット×2搭載モデルを提供する。

関連情報
(石井 一志)
2010/9/9 14:35