ウイングアーク、印刷性能や操作性を改善した帳票運用管理ツール
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社(ウイングアーク)は8日、帳票基盤ソリューションの新版「Super Visual Formade(SVF) Ver9」の第2弾として、運用系ツール製品群を同日より出荷開始する。
新版が提供されるのは、帳票運用管理ツール「Report Director Enterprise(RDE)」と「SVF Connect SUITE Standard」の2製品。このうちRDEは、業務ごとに個別に構築されてきた帳票システムに対して、運用の統合・集中化を図るサーバーソフトウェア。日ごとや時間ごとなど、設定する一定の期間で、RDEが出力する各種ログを洗い替えできるほか、ログの保存日数を指定できるようになった。これによって、必要に応じた帳票出力ログデータの保存を実現している。
また、JavaアプレットベースのGUIをWPFベースに刷新し、視認性向上とユーザーインターフェイスの操作性改善を実施。さらに印刷面では、「SVF EMFPLUS」ドライバーのサポートによるEMF印刷の印刷速度向上、トナーセーブ機能の追加、用紙種類指定印刷機能の追加などが行われた。
加えて、印刷データにフォントを埋め込む「フォント埋め込み出力」、SVFサーバーからプリンタにフォントをダウンロードして印刷する「フォントダウンロード」により、フォントを搭載していないプリンタからの印刷が可能になったことで、海外拠点などでの、プリンタ環境に依存しない帳票出力を実現している。価格は300万円(税別)から。
一方のSVF Connect SUITE Standardは、システム連携専用の帳票ソフトウェア。Javaや.NET Framework上のアプリケーション、ホスト、ERPなどの上位システム、アプリケーションサーバーと帳票サーバー間の連携を、ノンプログラミングで実現する。新版では、SVF Ver9製品群に対応したほか、Universal Connect/Xでサロゲートペア文字に対応したことに伴って、設定ファイルやログファイルの文字コードがUTF-8になったという。価格は100万円(税別)から。