OCSとOKINET、対応環境を拡充したUSB型シンクライアント「Safario V3」


構成イメージ

 沖コンサルティングソリューションズ株式会社(OCS)は1日、USBタイプのシンクライアントの新版「Safario V3」を発表した。Citrix XenAppとの連携機能追加、クライアントPCの対応環境拡充などの強化が行われている。なお、販売は沖電気ネットワークインテグレーション株式会社(OKINET)が担当し、同日より販売を開始する。

 Safarioは、一般的なPCをシンクライアント化するためのUSBデバイス。Windows環境を起動せずにシンクライアント環境を起動する「ブートモード」、Windows環境とシンクライアント環境を切り替えて利用する「バーチャルモード」の両機能を備えており、用途にあわせて使い分けることができる。

 新版では新たに、Citrix XenApp対応機能が追加され、Safario V3をCitrixクライアントとしても使えるようになった。また、「Safarioゲートウェイ/マネージャ」と連携して、Safarioトークンの個別管理を実現。トークンの特定やアクセスログの取得、紛失時のアクセス抑止といった機能を利用できる。

 さらに、ドライバの拡張など機能整備を行ったことで、対応PCの拡大、USBタイプの通信デバイスのサポート、Windows 7対応など、利用可能な環境が拡大した。

 価格は、最小構成(10クライアント)で80万円(税別)から。

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(石井 一志)
2010/9/1 11:12