HP、3PARの買収提示額を総額20億ドルに引き上げ
米Dellと米Hewlett-Packard(HP)は27日(米国時間)、ストレージベンダーの米3PARに対する買収提示額を、双方ともにさらに引き上げた。
Dellは、HPが26日出した1株あたり27ドル(総額18億ドル)の買収提示額と同額をオファーしたが、それに対してHPが1株あたり30ドル(総額20億ドル)を再提示したもので、今回もDellの提示額より11%高い金額で打診している。
また3PARは、今回のHPの提案を受け、Dellとの合意を見直す意向で、3営業日の間にHPを上回る提示がDellからなされない限り、合意を破棄し、HPとの交渉に入るとの声明を発表した。
争奪戦の対象となっている3PARは、ハイエンドストレージ製品「InServ」などを手掛けるストレージベンダー。シンプロビジョニング、ユーティリティストレージといったストレージ仮想化技術に定評があり、日本でも製品が展開されている。