日本HP、21.5型フルHD液晶を搭載したオールインワンデスクトップPC


HP Compaq 6000 Pro All-in-One Desktop PC

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は22日、法人向けのデスクトップ型オールインワンPC「HP Compaq 6000 Pro All-in-One Desktop PC」(以下、6000 Pro All-in-One)を発表した。日本HPがオールインワンPCを提供するのは、今回が初めてという。価格は7万9800円からで、同日より販売を開始する。

 6000 Pro All-in-Oneは、液晶ディスプレイ一体型のデスクトップPC。奥行き220mm、不使用時にはキーボードをスタンド部分に収納可能な省スペース設計がなされるなど、省スペース需要の高い日本市場に適したモデルで、スペースの限られているオフィス、店舗窓口、受付やショールーム、学校や塾といった教育関連などでの利用に向くという。

 特に、360度回転可能なスイベル機能、可動範囲の広いチルト機能を備えた専用スタンドを搭載しており、対面する相手に画面を見せることも可能なことから、店舗の相談窓口、小規模ミーティングなどにおいて効果的に利用できるとのこと。

 さらに、VESA規格対応のマウントアームを装着できるほか、オプションの無線LANやワイヤレスキーボード/マウスを選択すると、電源コード1本だけで利用可能。さまざまな局面で利用できるよう、配慮されている。

 液晶ディスプレイはフルHDの21.5型で、ノングレア(非光沢)タイプを採用。ディスプレイフレーム上部に内蔵されるWebカメラとモノラルマイクセットをオプションで追加すると、デスクトップビデオ会議ソリューション「HP SkyRoom ソフトウェア」と、PCへの不正アクセスを防止する顔認証ソフトウェア「Face Recognition for HP Protect Tools」がプリインストールされ、遠隔地とのコミュニケーションにも活用可能だ。

 構成はカスタマイズ対応のためさまざま可能だが、デュアルコアのCeleron E3300(2.50GHz)、インテルQ43 Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、2GBメモリ(最大8GB)、250GB SATA HDD、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 7 Home Premiumといった最小構成で7万9800円から。OSをWindows 7 Professionalに変更した構成では8万4000円から。

 インターフェイスは、USB 2.0×7、PS/2×2、DisplayPort×1、6-in-1 メディアカードリーダーライタ、Mini PCI Express x1スロット×2(フルハイト×1、ハーフハイト×1)、MXM 3.0グラフィックスカードスロット×1、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1、音声入出力などを備える。またスピーカーはディスプレイ部に内蔵されている。

 なお、この製品の発売を記念し、Office 2007 Personalを搭載したキャンペーンモデルが、1000台限定で販売される。価格は8万9250円から。

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(石井 一志)
2010/7/22 12:06