エムオーテックス、社内のPCやルータを自動検知・一元管理できる「LanScope Scout Cat」


 エムオーテックス株式会社は5日、社内のネットワークに接続されたPCなどを自動検知し、一元管理する機能を搭載した「LanScope Scout Cat」を発表した。7月12日の発売を予定する。

 LanScope Scout Catは、ネットワークによる検知機能と資産管理機能を統合したソフトウェア。社内のPC、ルータなどのネットワーク接続機器を自動検出し、台帳化する機能を備えているため、私的な持ち込みPCなどの不正接続を容易に検知できるという。

 また、リモートのPCについても、インテルの「vPro」対応モデルについては自動で資産情報を収集し、トラブル対応に必要な情報を把握可能。さらに、問題のPCにワンクリックで接続することもできる。

 加えて、ハードウェアリモコン機能を搭載し、ブルースクリーン状態のPCや、PCのBIOS設定画面についても、リモート操作や電源管理を行えるため、トラブル発生時の現地訪問回数を削減できるメリットを提供。パッチの業務時間外適用も行えるので、クライアントPC管理の工数を大幅に削減できるとした。

 また今回は同時に、管理ツール「LanScopeシリーズ」において、「ピースCat」「パック」の両製品も発売され、同社の認定パートナーから購入できる。

 このうちピースCatは、各機能を必要に応じた組み合わせで導入できるほか、セキュリティレベルや環境にあわせて、いつでも機能を追加導入し、一元管理を行えるようにしているのが特徴だ。

 一方のパックは、企業ニーズにあわせた機能を一括導入できるもの。ネットワーク管理に必要な機能をそろえた「標準パック」、管理PCが300台以下の企業向けに、コンプライアンス構築に必要な機能をそろえた「パック300」、コンプライアンス構築からIT全般統制対策までの機能を一括導入可能な「プレミアムパック」を用意する。

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(石井 一志)
2010/7/5 14:30