日立ソフト、SaaS型のクライアントPC管理サービスを提供


 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(日立ソフト)は29日、クライアントPCの物品/ライセンス管理機能をSaaS形式で提供する「クライアント管理サービス」を発表した。7月1日より販売を開始する。

 クライアント管理サービスは、クライアントPC管理業務の業務プロセスを規定し、それをサポートするためのシステムをSaaS型で提供するもの。PCの移管、持ち出し、貸し出しなど資産の動きをワークフローでリアルタイムに把握可能なほか、ライセンスの過不足をリアルタイムかつ部門ごとに把握できるという。

 また、見える化の効果によって、余剰資産を整理といった、コスト削減の支援も可能になるとのこと。日立ソフトでは、同様のクライアント管理の仕組みを導入し、自社の1万台を超えるPC台数を、約25%削減できたとその効果を説明する。

 ライセンス管理では、数年前から自社システムで蓄積してきた独自の「ソフトウェアカタログ」を提供する。この仕組みでは、PCから取得したソフトウェア情報から、無償・有償を判定するとともに、パッチなど不要情報のフィルタなどを行っており、精度の高いソフトウェア導入レポートを作成でき、ライセンス管理の徹底につなげられるとしている。
 なお、利用にあたってはクライアントPCに管理サービスエージェントの導入が必要となる。対応OSは、Windows 7/XP SP2以降。

 価格は、PC1台あたり月額315円からで、最小500台から、1台単位で導入可能。なお、年間契約が前提となっている。

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(石井 一志)
2010/6/29 16:02