カゴヤ、物理サーバーでクラウド環境を実現する「専用サーバー3G」


 カゴヤ・ジャパン株式会社は23日、レンタルサーバーブランド「KAGOYA Internet Routing」にて、物理サーバーでクラウド環境を実現する「専用サーバー3G」を発売した。

 専用サーバー3Gは、物理クラウド環境を実現するフルマネージド専用サーバーサービス。全6種類の「サーバータイプ」の中から希望のスペックを選択する。全タイプに100Mbpsベストエフォート型の共用回線が標準装備され、オプションサービスとして「トラフィックブースター」と「クラウドブースター」を提供される。このオプションサービスにより、仮想環境と同等の柔軟性を持ったクラウド環境を物理サーバーで実現しているのが特徴となる。

サーバータイプ
タイプ名専用201専用301専用401専用501専用601専用701
CPU非公開Core 2 DuoCore i3クアッドコアXeonクアッドコアXeonクアッドコアXeon
メモリ1GB2GB4GB8GB16GB24GB
HDD容量160GB320GB500GB1TB1.35TB SAS1.2TB SAS
RAIDタイプRAID 1RAID 1RAID 1RAID 1RAID 5RAID10
初期費用1万7850円3万1500円5万2500円9万1350円17万4300円21万円
月額費用7350円9450円1万8900円2万6250円3万7800円4万7250円

 トラフィックブースターは、標準装備の共有回線以上の帯域を希望する際に、1Mbps~20Mbps計5種類の保証帯域に切り替えるサービス。動画配信サイトなどで発生する一時的なアクセス増加に対して、リアルタイムに、かつ必要な時間だけ回線を増強できる。利用方法もコントロールパネルからワンクリックするだけの簡単操作で、1時間あたり13円からの従量課金制を採用している。

 一方、クラウドブースターは、サーバーの利用状況に応じて、自動的に必要な台数分の物理サーバーを追加し、負荷分散するサービス。こちらもコントロールパネルからワンクリックで設定でき、1時間あたり245円からの従量課金で利用できる。

 なお、サイトドメイン、メールドメイン、メーリングリスト、PostgreSQL、MySQL(データベース設定数無制限)が標準サービスとして提供される。

 カゴヤでは、発売を記念して、初期費用を50%オフにするキャンペーンを実施。期間は6月23日~8月31日までで、専用サーバー3Gを新規に契約するユーザー、既存ユーザーでプラン変更にて専用サーバー3Gを契約するユーザーが対象となる。

関連情報
(川島 弘之)
2010/6/23 14:04