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TISI、フロンティアAIを悪用したサイバー攻撃リスクに対応するセキュリティ運用基盤の取り組みを開始
2026年9月16日 16:23
TISI株式会社は15日、高度化・複雑化するフロンティアAIを悪用したサイバー攻撃リスクに対応するため、AIを活用し、金融分野での脆弱性対応を迅速化・効率化する新たなセキュリティ運用基盤モデル「AI Security Control Plane」の取り組みを開始すると発表した。まずは、顧客に価値を提供できる最小限の機能を備えたMVP(Minimum Viable Product)モデルとして9月30日から提供する。
AI Security Control Planeは、脆弱性情報、システムインフラ構成、アプリケーション資材、セキュリティ診断結果、攻撃状況など、脆弱性対応に必要となる複数の情報を統合し、AIが継続的に分析するセキュリティ運用基盤モデル。AIを活用して継続的な分析や対応優先度の提示、対応支援まで一貫して行うことで、脆弱性対応プロセスの迅速化を実現する。
AI Security Control Planeは、TISIが提供するデジタル決済ソリューションのトータルブランド「PAYCIERGE」の次世代決済プラットフォーム戦略の一環として、同プラットフォームに組み込んで提供する。これにより、AI時代に対応したセキュリティ運用で安全な決済を支える。
複数のセキュリティ情報を横断的に統合してAIがリスクを総合的に評価し、人手中心の運用では把握・判断が難しい大量の情報を統合的に分析することで、対処すべき課題の優先順位付けを支援し、セキュリティ運用における判断の高度化と効率化に貢献する。また、診断から分析・対策検討までの一連のワークフローを日次で実行することで、対応着手までの時間を最短2日(TISI実証ベース)に短縮する。
AIエージェントが対応方針の選択肢を提示し、人の承認を経て修復・検証・適用を進める「human-in-the-loop」の考え方を採用することで、金融機関ならではの承認プロセスや監査証跡の要件に対応する。これにより、自動化による迅速な対応と、重要インフラに求められる管理性を両立するとともに、セキュリティ運用における透明性と統制を確保する。
TISIが有するミッションクリティカル領域における構築・運用の知見に、協力関係にある企業の先進技術を組み合わせることで、単なる製品導入にとどまらない包括的なAIセキュリティ対策を提供する。
また、AIエージェントを活用した継続的な脆弱性・リスクの検証領域では株式会社AgenticSecと、AIを活用した統合オブザーバビリティの実現ではDatadog Japan合同会社と連携。最先端のAIモデルを活用して生成AIアプリケーションとエージェントを本番規模で構築できるフルマネージドプラットフォーム(Amazon Bedrock)や、各種ダッシュボードやAIチャット支援機能(Amazon Quick)ではアマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社と連携し、統合的なセキュリティ運用を実現する。
TISIは、AI Security Control PlaneのMVPモデル稼働後、実運用を通じて機能・運用モデルの高度化を進める。金融機関を中心に活用を広げるとともに、将来的には高いセキュリティ水準が求められる他業種への展開を進める。