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デンソークリエイト、設計資産の活用や「Agent Skills」対応を強化したAIエージェント基盤「DC Agentiqs V1.2」

 株式会社デンソークリエイトは4日、AIエージェントプラットフォーム「DC Agentiqs(ディーシー・エージェンティクス)」の新版「V1.2」を提供開始したと発表した。同時に、新機能を体験できる無料評価版の提供も開始する。

DC Agentiqs 画面イメージ

 DC Agentiqsは、品質が求められる開発現場でAIを活用するために開発されたAIエージェントプラットフォーム。要求定義から設計、実装、レビュー、テストまでを個別に扱うのではなく、開発プロセス全体を1つの流れとしてとらえ、工程を横断してエンジニアの業務を支援する。こうした現場に特化したAIエージェントを利用することで、開発現場ごとに異なる成果物やプロセス、ノウハウ、ツールはそのままに、ソフトウェア開発全体でAIを活用できるとのこと。また、AIエージェントをノーコードで作成できるため、高度なAI活用ノウハウがなくても、本格的なAI環境を誰でも簡単に構築できるとした。

 今回の新版では、組織に蓄積した開発の知見や既存の設計資産をAIエージェントにつなぎ、個人の工夫に依存していたAI活用を、チームで再利用・継続運用できる開発基盤へと拡張する。

 具体的には、AIエージェントに特定業務の知識や手順を与える「Agent Skills」に対応し、プロジェクトごとの設計ルールやレビュー観点、熟練者の作業手順などをAIエージェントから利用できるようになった。

 さらに、Excelの方眼紙やPDFの罫線表、オートシェイプで描かれた図形などを、文書内の構造や関係を保持したままAIが扱いやすいデータに変換できるため、既存の設計資産をレビュー、テスト設計、変更影響の確認などに活用できるとのこと。

 このほか、デンソークリエイトのソフトウェア設計ツール「Next Design」の利用者向けに、AIエージェント、MCP、専用Skillsを組み合わせた「Next Design AIツールキット」を提供する。プロファイル定義、既存設計資産の移行、エクステンションをAIが作成し、人がNext Design上で確認・修正することで、設計環境の立ち上げと継続的な改善を支援可能だ。

 加えて、AIを実際の業務で継続的に活用するための機能も拡充した。ワークフローのスケジュール実行に加え、バージョン管理やデバッグ機能を強化し、定期的な業務の自動実行から運用・改善までを支援する。また、Entra ID認証によるAzure OpenAIやMicrosoft Foundryへの接続、機密ファイルガードなど、企業でAIを管理しながら利用するための機能も備えている。

 1ユーザーあたりの年間利用料(税込)は、標準的なプランのStandard Editionは3万9600円から、標準機能に加えてワークフロー機能や組み込みツールとの連携など、より高度な機能を利用できるProfessional Editionは5万9400円から。Windows 11環境で利用できる。